wan22 キャバリアキングチャールズスパニエル

  • 原産地:イギリス
  • 沿革:キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは、キング・チャールズ・スパニエルの変種でやや大きく、目と鼻の位置が離れ、口吻が長い。
    キング・チャールズ・スパニエルは何世代にも渡って英国王室や裕福な人々に飼われていたが、時代と共に短めの鼻を持つスパニエルが徐々に好まれるようになり、その結果、20世紀前半には尖った鼻を持つ初期のスパニエルは、短めの鼻を持つスパニエルより評価が低くなるという状況になった。
    1828年、本来のタイプを復活させる運動が起き、クラブが設立された。これは、キング・チャールズ・スパニエルが中世の頃の面影を失ってしまったことに対する不満だったと考えられる。復活した犬種の名称を「キャバリア」としているが、キャバリアとは中世の騎馬武士、すなわち騎士(ナイト)のことであり、このことからもこの運動がどんなものであったか想像できる。キング・チャールズ・スパニエルが「カーペット・ドッグ」といわれたのに対し、キャバリアは戸外の犬舎でも飼えるような犬であることが作出の目的のひとつとされた。
    明るく優美なキャバリアは、イギリスで最も人気のある犬種となり、日本でも近年着実に人気が高まっている犬種である。
  • 外貌:優雅でバランスがとれている。目は大きく、耳は垂れていて、絹糸のように柔らかな被毛をもつ。
  • 習性/性格:運動好きで、愛情深く、穏和である。明るく、社交的で愛嬌があり、神経質な傾向も見られない。
  • 種類/サイズ
    ■体高 30〜33cm
    ■体重 5.4〜8kg(この範囲内で、小型でバランスのとれたものが望ましい)
  • 毛色:ブラック&タン、ルビー、ブレンハイム、トライカラー

(参考・JKCホームページ他)